「緊急駆けつけサービス」のこれまでと、ZENBU PLUSがもたらす新たな可能性

みなさま、こんにちは。
ZENBU PLUS広報担当です。
今回は、弊社代表取締役の松下 直史に、緊急駆けつけサービス業界のこれまでの歴史や、ZENBU PLUS設立の背景・想いについてインタビューを行いました。ぜひ最後までご覧ください!
■ 駆けつけサービスの成り立ちと拡大の背景
Q1. そもそも、緊急駆けつけサービスはどのような背景で生まれ、どんなふうに発展してきたのでしょうか?
松下
私が関わり始めたのは約18年前です。当時、緊急駆けつけサービス自体は存在していたものの、主な対応は「鍵」「水」「ガラス」に限られ、不動産業界に深く浸透していませんでした。
当時の不動産業界では、入居者様向けサービスといえば「家財保険」くらい。事故やトラブルが起きてからでないと機能しない保険なので、入居中にお客様が困ったときにサポートできる仕組み、安心して暮らせるサービスがあれば…という想いが、サービス拡大の原動力になったんです。
その後、他社さんの参入や自由競争の中で「電気」「リペア」などへ対応範囲が広がり、サービス自体の認知度も少しずつ高まっていきました。
■ “困ったときにこそ”の理念が生んだZENBU株式会社
Q2. そこから、ご自身が独立して「ZENBU株式会社」を立ち上げられた経緯をお聞かせください。
松下
緊急駆けつけサービスって、使われないほど企業は儲かる構造があるんです(保険のような仕組みなので)。ですが、私は「いざというときに活用してもらってこそ価値がある」とずっと思っていました。
当時勤めていた会社では利益優先の方針が強く、私が目指す「もっと積極的に利用してもらえるサービスを作りたい」というビジョンとはギャップがありました。そこで独立を決意し、最初は個人事業として開始。約9年前からサービスを提供し始め、5年前に法人化して「ZENBU株式会社」を設立しました。
■ さらに先へ:ZENBU PLUS誕生の理由
Q3. では、今回さらに「ZENBU PLUS」を立ち上げることになった背景は何でしょうか?
松下
「ZENBU株式会社」でも現場対応の品質向上に注力してきましたが、システムやデジタル技術を本格的に取り入れたサービス展開が今後は重要だと感じていました。また、専有部だけでなく共用部を含めた総合的なサポートも必要になってくると考えていたところです。
そこで、アセットコミュニケーションズさんとのご縁がありました。彼らはAIやデジタルの領域に加え、建物全体をメンテナンスする強みをお持ちです。私たちが培ってきた「緊急駆けつけ」のノウハウとの相乗効果で、入居者様・オーナー様・管理会社様が本当に便利になるトータルサービスを実現しよう、という想いでジョイントベンチャーを設立しました。
■ 「人が足りない…」管理会社を救うZENBU PLUSのメリット
Q4. 新サービス「ZENBU PLUS」の導入メリットを教えてください。
松下
「ZENBU PLUS」では、管理会社様の規模やエリアを問いません。むしろ人手不足や物件数の拡大で、これから管理体制を効率化していきたい会社様にこそ活用いただけると思っています。AIやアプリを活用することで、24時間365日のトラブル受付をスムーズに行い、社内リソースを本業に集中できる環境を作ります。
また、最近増えているのが自主管理を行っているオーナー様からの直接依頼です。管理会社様を通さずとも、プロのメンテナンススタッフに緊急対応を依頼できるので、「安心して物件を運営できる」と喜んでいただけますね。
■ 既存サービスを超えるAI・デジタルのフル活用とは?
Q5. 従来の緊急駆けつけサービスと比較すると、どこが最も違いますか?
松下
大きな特徴はデジタル化です。既存のサービスは、お申し込みも利用時も電話やFAX中心。利用者様が「電話が繋がらない…」と不満を感じるケースが多いんです。
「ZENBU PLUS」はアプリとAIを組み合わせることで、電話が混雑していても受付が止まることがありません。申し込みから作業依頼までをスムーズに完結します。電話が混み合ってイライラ……といったことも解消できますし、“言った・言わない” のトラブルも起きにくい。
将来的にはAIが電話やクレーム受付の多くを代替できるようにし、さらに夜間対応やクレーム処理の負担を軽減する計画です。これまではクレーム対応でメンタル的に追い詰められたり、モラハラ的なトラブルに悩まされる管理会社スタッフさんが少なくありませんでした。でも、そこを私たちが請け負うことで、労働環境面でもホワイト化が進み、結果的に従業員満足度の向上につながるのではないかと考えています。
人材不足が続く不動産管理業界の一助になれるよう、テクノロジーと現場力を組み合わせてサポートしていきたいですね。
■ まとめ:暮らしのすべてをもっと安心に
今回のインタビューを通じて、緊急駆けつけサービスが「現場対応の保険」から「住まいのあらゆる場面を守るトータルサポート」へと進化しているのを感じていただけたかと思います。私たちZENBU PLUSは、AI×リアルの現場対応ネットワークを強みとして、さらに快適な住環境を皆さまにお届けしてまいります。
お問い合わせやご相談はいつでも大歓迎です。
ぜひ今後のZENBU PLUSにご期待ください!
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