水トラブル FAQ & 現場のリアル
2025年06月23日

── 蛇口噴水・階下漏水…最初の一手で被害を止める!
監修: 佐藤良宣(ZENBU+緊急駆けつけコールセンター統括マネージャー)
🚰 FAQ
Q1. 蛇口が壊れて水が止まらない時の最初の対応は?
A
該当水栓近くの「止水栓」をすぐ閉めてください。その後、駆けつけ業者に連絡して修理を依頼します。
詳細説明
- 止水栓はキッチンや洗面台収納内にある小さなバルブ。
- 回らない場合はモンキーレンチでゆっくり水平に力を掛ける。
- 止水後は床をタオルで保護し、被害状況を写真撮影しておくと保険手続きがスムーズ。
Q2. トイレの水が止まらない場合、まず何をする?
A
トイレの後ろ側にある小さな止水栓を閉めます。水を止めた後、駆けつけ業者に連絡し状況を伝えて修理を依頼しましょう。
詳細説明
- 止水栓はマイナスドライバーで右へ 90 度回すと停止。
- タンク内部の浮き球やボールタップ劣化が原因のことが多い。
- 自宅に工具がなければ軍手+コインでも可。無理なら放水を受けるバケツを置いて応急。
Q3. 給湯器からお湯が出ない時、確認すべきことは?
A
リモコンの電源やエラー表示、ガスの元栓や電気のブレーカーを確認します。表示が出ていたら説明書を見てメーカーやガス会社へ連絡してください。
詳細説明
- ガスの元栓や電気のブレーカーを目視で確認。
- エラー番号をスマホ撮影→メーカー窓口に送ると対応が早い。
- 再起動は 1 回のみ。連続リセットは基板故障の原因になる。
Q4. 洗濯機や浴室から水漏れした時、すぐ行うべき応急処置は?
A
近くの止水栓を閉め、感電防止のため洗濯機などの電源プラグを抜いてください。タオルで水を防ぎ、写真を撮って駆けつけ業者へ状況報告を。
詳細説明
- 洗濯機下の防水パンが満水だと階下漏水になるため迅速に吸水。
- 浴室は排水目皿の毛髪詰まりが原因のことも。掃除で解決するケースあり。
- 電源プラグは必ず乾いた手で抜く。濡れた手で触ると感電リスク。
Q5. 階下への水漏れが心配な時の緊急対応法は?
A
まず止水栓を閉め、すぐ駆けつけ業者、管理会社、階下の人に連絡を。水漏れ箇所を写真に撮り、被害が広がらないよう共有しましょう.
詳細説明
- 階下連絡はトラブル拡大防止と保険申請スムーズ化に必須。
- 床・天井の濡れ範囲をメジャーで測りメモすると後日の賠償交渉が早い。
- 電気分電盤付近が濡れている場合は即ブレーカーを落とす。
Q6. 上階から水が漏れてきている時はどうしたらいい?
A
すぐに駆けつけ業者に連絡しましょう。バケツやタオルで水を受け、家具を移動して被害を最小限に抑え、状況を写真に残してください。
詳細説明
- 上階が不在なら管理会社経由で元栓閉止を手配。
- 漏水位置とタイムスタンプ入り写真を複数角度で撮影。
- 家具の脚にアルミホイルを巻いておくと水染みを防げる。
💬 現場のリアル
松川 蛇口が噴水のようになったとき、最初の一手は?
佐藤 止水栓を閉めます。それでも止まらなければ、その部屋の元栓を閉めます。松川 何か印象的なトラブルやヒヤリとした経験は?
佐藤 漏水ですね。「上の階から水が漏れてきている」という通報がほとんどですが、原因は上階にあることが多いので必ず上の部屋も訪ねて止水栓を確認します。不在なら元栓を閉め、ポストに「緊急で水を止めました」と手紙を入れます。電気系統に水が回ると感電・火災の危険があるので時間との勝負です。松川 階下対応だけでは根本解決にならない、と。
佐藤 はい。下の部屋では養生シートを敷いたり吸水パッドを渡したりしますが、水源を止めなければ被害は続きます。
まとめ
- 止水栓→元栓 の順で遮水するのが鉄則。
- 漏水トラブルは「上階を止める」が先、階下対応はそのあと。
- 固着防止目的で年 1 回は止水栓を動かしておくと安心。
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