エアコントラブル FAQ & 現場のリアル

── 冷えない・暖まらない・水漏れ…季節を問わず多いエアコントラブル対処法
監修: 佐藤良宣(ZENBU+緊急駆けつけコールセンター統括マネージャー)
❄️ FAQ
Q1. エアコンの電源が入らない・まったく動かないときの応急処置は?
A
リモコンの電池やコンセント、ブレーカーを確認します。異常なにおいや音がある場合は、すぐに使用を中止して駆けつけ業者に連絡してください。
詳細説明
- リモコン電池の交換と、タイマー設定の解除を確認
- 室内機の運転ランプの点灯/点滅、分電盤のブレーカーを確認
- 焦げ臭さや「バチバチ音」がある場合は、すぐに電源オフ・コンセントを抜く
Q2. 冷房の効きが悪い(夏・梅雨)ときに確認すべきポイントは?
A
フィルターの汚れ、設定温度と風量、室外機まわりの塞がりを確認します。簡単な掃除で改善しない場合は、無理に使い続けずに相談しましょう。
詳細説明
- フィルターのホコリ詰まりを掃除機や水洗いでお手入れ
- 冷房・除湿モードになっているか、設定温度・風量(自動/強め)を見直す
- 室外機の前後に荷物や植木鉢を置かず、風が通る状態を確保
Q3. 暖房の効きが悪い・途中で止まる(冬)ときに考えられる原因は?
A
室外機まわりの雪や氷、または霜取り運転中の一時停止の可能性があります。安全を確認したうえで雪をどかし、しばらく様子を見ても改善しなければ連絡してください。
詳細説明
- 積雪で室外機のファンや吸込口が埋まっていないか確認し、周囲の雪を取り除く
- 気温が低いと霜取り運転で一時的に温風が止まることがあり、10〜15分ほどで再開するのが通常
- 何度も短時間で止まる・エラー表示が出る場合は故障の可能性があるため業者へ相談
Q4. エアコンから水が垂れてくる/異音・異臭がするときは?
A
水漏れはドレンホース(排水ホース)の詰まりが原因のことが多いです。コンセントまわりの安全を確認し、ホース出口を点検しても改善しない場合は、早めに業者へ相談してください。
詳細説明
- まず電源を切り、コンセントや周囲が濡れていないか確認
- 屋外のドレンホース先端に、土・落ち葉・虫などの詰まりがないか確認
- 焦げ臭いにおいや大きな異音がある場合は使用を中止し、状況を撮影して管理会社・業者へ共有

💬 佐藤マネージャーの現場リアル
松川 エアコンのトラブルで多いケースは?
佐藤 夏はフィルター詰まりや室外機前の荷物、冬は霜取り運転中を「故障」と思ってお問い合わせいただくことがかなり多いですね。佐藤 寒冷地では、室外機が雪で埋もれていて、雪をどかしただけで暖房が復活したケースもあります。まずは室外機とドレンホースの状態を見ていただくと、現場での対応がスムーズになります。
まとめ
- まずは 電源・設定・フィルター・室外機まわり を落ち着いて確認
- 冬場は 積雪や霜取り運転 が「故障に見える」ことも多い
- 水漏れ・焦げ臭さ・大きな異音など、安全に関わると感じたらすぐに使用をやめて専門業者へ
🛠️ 入居者の緊急対応にお困りの管理会社・オーナー様。まずはご相談ください。
